2005年11月04日

知らなかった

(毎日新聞11月4日15時58分更新)

<原油高騰>枯渇?無限? 年々増える埋蔵量

 中国の経済発展、イラク情勢の泥沼化、ハリケーンの米本土直撃……。世界の出来事が原油価格に敏感に跳ね返り、高値基調が続いている。一方で、石油の埋蔵量自体は年々増えているそうだ。どうしてだろうか。【中村牧生】
 ◇価格上昇「採算ベース」増
 第1次石油ショックが起きた73年。「石油はあと30年で枯渇する」とも予測された。しかし、それから30年余り。すでに枯渇していてもおかしくないのだが、「採掘可能(可採)年数は40年以上」と逆に伸びている。
 石油メジャーのBPによると、統計を取り始めた1943年の埋蔵量は510億バレルで可採年数は22.2年だった。75年には6660億バレル、33.1年、04年には1兆1890億バレル、40.6年に達した。約60年間で埋蔵量は約23倍、可採年数も2倍近くに伸びた。
 なぜこんなことが起きたのか。からくりは埋蔵量という言葉にある。
 埋蔵量は正確には「可採埋蔵量」のことだ。資源として存在が確認され、現在の技術で採掘して経済的に成り立つ油田のことを指す。このため、石油の市場価格が上がって採算のとれる油田が増えたりすると、埋蔵量も増えることになる。
 石油会社で作る「石油鉱業連盟」企画調査部の中本亮一主査は「石油価格の高騰で、アフリカ西海岸やブラジル沿岸の大西洋の海底油田が開発できるようになった。カスピ海で新たな油田が発見されたことも大きい」と話す。
 だから、現時点の可採年数が過ぎた40〜50年後についても、石油業界は「枯渇するという根拠は全くない」と否定する。だが、複数の地質学者は「近いうちに生産量がピークを打つ」とみている。新発見の油田が徐々に減っているからだ。
 石油生産は左右対称の釣り鐘型の曲線を描いて増減すると考えられている。65〜70年をピークに減り始めた米国の石油生産のデータから、米地質学者のハバート博士が導き出した経験的モデルだ。地球上にある石油の半分が採掘された時点で、生産量は急激に減り始めると予測されている。
 米地質調査所(USGS)は、未発見の油田を含めた究極可採埋蔵量を3兆3450億バレルと推定する。世界中の研究者が予測する中で最も楽観的な数値だが、それでも生産量は20〜25年後にピークに達し、そこから減少を始める見通しだ。
 お金を出せば石油が買える時代はしばらく続くが、中東問題に詳しい東北文化学園大の小山茂樹教授は「石油価格高騰の根底には、石油生産のピークが近づいている事実がある」と指摘する。
 埋蔵量は石油がどのように出来たかという説とも深く関係する。
 石油はプランクトンなどの死がいが地中にたまり、数百万年から数億年かけて地熱と圧力を受けて出来たという「有機説」が有力だ。しかし、「無機説」を唱える学者もいる。地球深部には無尽蔵に近い炭素があるとされ、これが高温高圧下で水素と結合したという。この説が本当なら、石油はほぼ無尽蔵にあることになる。
 北海道大の鈴木徳行教授(有機地球化学)は「深部に無機起源の炭化水素がある可能性は否定できないが、現在ボーリングなどで到達できる地下深度は約11キロ。開発には常に経済的な問題がつきまとう」と説明する。


「無機説」全く知らなかったよ。
確かに、「有機」「無機」といっても、原子の構成上の区別は曖昧だ。
結局、最もシンプルなのが、炭化水素それもメタンだとすれば、単なる炭素と水素の結合体なのだから、無機説の方が理論的なような気もする。
研究(といっても、今の私に出来ることは「調べる」ことぐらいだが)の価値ありそうですね。
posted by hiro at 16:32| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 注目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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